ギターの速弾き。
それは魅せられたものを次々と深い沼に引きずり込む恐ろしいものです
そして、多くは思い通りにならずに昇天してしまう
それでも沼に飛び込んでいくギタリストは絶ちません。。。
あなたもギターの速弾きについて思い悩んできたのでしょうか
私もそうです
ここでは、自分の考え方に加えて、いくつか役に立ちそうな先人の教えを連ねていこうと思います
ギターの速弾きに必要なもの
ギターの速弾きは皆が思い思いの方法で独自の形を形成しております。
名ギタリストと言われる超絶ギタリストも皆だいぶスタイルが違います。
そして多くは、ただ練習しろ!、とだけ言うものです。
そしてウケ狙いかなんかで「それってホントかよ」なことをいうもんです
そしてそれを信奉し曲解したファンたちが伝聞する間にいろんなふうに解釈された迷言
そんな迷言がギタリスト界隈には蔓延しています。
こういうのが速弾きを志す人達を惑わしているのでしょう、、、笑
この辺は個人的な考え方ですが、基本として抑えておきたいこと
まず、ギターの速弾きに必要なものを端的に言えば、
筋力と筋力の使い方でしょう
(人によって、もっといえば、おのおのの体格や手の形、元から持っている筋力や習慣によって、多少変わってくるかもしれません)
また、筋力に近視眼になることで、音楽的であることを忘れそうになります。
リズムが認識できるような音か、とか、音程が感じ取れる音になっているか、そもそもちゃんと音階を奏でているか、とかそういうことを忘れそうになります。
たとえ速弾きをしてもそれらがおざなりだと、速弾きならではの緊迫感とか流麗さというのはなかなか思い描くように伝わらないのは、理解できると思います。
なので、決してリズムや音楽的である事を忘れずに、その時々で求められる速弾き動作に慣れていく、
これがいちばん大事なのだと思います。
弾かないとすぐ弾けなくなる!!どうすれば
プロでもないと、どうして強制的に楽器をひかされるタイミングは少なくなります。
ギターとは別に、仕事や家事などをこなしていかないといけません。
そしていざギターを弾き、たまに速弾きしようと思っても、なかなか弾けません。
しかもその上、時間を置かない場合でさえそんなことがあります。
例えば、昨日の夜はすごい手がなめらかに動いたのに、今日の朝のスタジオ練習では全然動かないなんてことも。。。
昨日弾いて今日動かないってほんとどうすりゃいいんだって感じです笑
ちなみに自分は血圧低い星人なので、本当に朝は動けません笑
そこで助けになること。
ギターっていうのは、特に速弾きというのは筋肉を使いますね。
しかもあまり日常で使わない筋肉です。
筋肉は突然動かすと強張ってしまいます
なので、ギターを弾く前には、取り立て速弾きをする前には
準備体操が必要です。
例えばSyuの本や、加茂フミヨシのRAS式の本などでも出ていて、速弾きをする人、特にフルピッキングを多用する人は結構やるようです。
とはいえ、そんな難しいことはありません。
そう、ストレッチをするだけ
主に腕と手、手首、指などですね。(加茂さんは足や腰など結構全身をやるようですが。)
それくらいちょっとやるくらいでも、よく効きます。
心もほぐれて、リズム感も良くなります。
すぐに1時間演奏してほぐれた状態の体が手に入ります。
そう考えれば、結構お得じゃないですか??
緊張していた場合もいくらかマシになるのではないでしょうか。
また、Syuは筋トレもするみたいですね。腕立てとか
確かにフルピッキングのやり方によっては筋肉ムキムキのほうが良いこともあるようです。
例えば、ギネス記録の人(ジョン・テイラー)はムッチムチです。
ただ個人的には腕立てまでするのはちょっとめんどくさいなって感じでした
なので、ガチに腕立てまでしなくても、握力を鍛えるのグリップを1,20回かササッと握っとくだけで、筋力というより血行が良くなるのでギター弾く動作が軽くなります
グリップは10kgなど、一番軽いやつで良いと思います。回数が大事。
ちなみにあのイングウェイはウェイトトレーニングをして、その前後にしっかりストレッチをするそうです。
毎日やるわけでもなく、痛めたり張ったりはしない程度に留めているようです。また鍛えすぎは弊害があるとしています。
(参照 http://www.yngwie-megafan.org/ASKYJM/ASKYJM3.html)
毎日の練習
とはいえもちろん、ストレッチと筋トレをしただけじゃ速弾きができるようになるわけではありません。
速弾き、という動作に慣れていかないといけません。
そのためには実践あるのみです。
とはいえ、やみくもにギターソロ練習しててもなかなかうまくならないよー、と泣き寝を上げる人も多いのではないでしょうか
そういう人は、自分の苦手な動作をうまく見極められていないのではないでしょうか。
①まず自分の苦手な動作を見極めましょう
個人的には、AlcatrazzのJet to jetの最初の前半部(6連が連続するところ)ばかり練習してて、弦移動が下手だったり、小指を動かすのだけ遅くてそこだけピッキングというよりプリングみたいな音になっていたとかそんなのがありました。
②苦手な動作を反復しまくるフレーズを探すか作って弾きまくる
個人的には、ここで小林信一の地獄のメカニカルトレーニングを使うのがおすすめです。速弾き関連のフレーズの宝庫です。
しかも特定の動きに着目したフレーズが沢山あるのがすごく良い。苦手にしっかり向き合うことができます。リピート再生で筋肉をいじめましょう。
③よく寝てよく食べる
「何だこれ」と思ったでしょうか笑
でも、速弾きは筋肉を使います。
よく練習したらその筋肉を回復させ増強するために、タンパク質をよく取りよく寝ましょう
食が悪く痩せこけた人には速いフレーズがヘロヘロになってる人は結構います。
最たる例は自分です、、、、
リズムや音楽的なことを忘れないように
ここまで読んで、
よし、ストレッチと速弾きの練習だけしよう!、だなんて思ってはいないでしょうか??
本当にこれだけだと、最初に言ったような「音楽的であることを忘れた」フレーズしか弾けなくなってしまいます。
Syuは、準備体操のあと、スケール練などをやる前、練習の最初にやることがあります
それは10分間のカッティングだそうです。そんなに速いテンポである必要はなく100-120程度の16分程度
これをさっきの①②③の練習の前に取り入れましょう。
ここで、ちゃんと決めたとこでミュートできているか、ピッキングのタイミングがよれていないか、などなど、自分の演奏を観察しまくりましょう。
また右手の良い準備運動になります。
しかし僕はこれをやめました笑
というのも、2,3ヶ月は続けていたと思いますが、途中で気持ち的にしんどくなって来たためです笑
メトロノームとお友達になっていろんなフレーズを弾くのが一番自分を省みることができて良いと思いますが、
続けるのがしんどくなったら、いろいろ変えてみるのがモチベーションの維持には良いです。
自分は曲をかけながらやることにしました。
例えばこれ、
Le Freak。ディスコブーム火付け役、Chicの大ヒットソングですね
Chicの曲はカッティングの名手、ナイル・ロジャースが弾いていてリズムが抜群な上に、
フレーズの変化が少なく、やたらといろんなフレーズを覚えなくても一曲弾き続けられるので
準備運動にはもってこいです。
単純そうに見えて、なかなかそれっぽく演奏できないので練習のやりがいがあります
また音楽的なこととして、基本的なことかもしれませんが、速弾きの練習をする時は、使うフレーズのスケールを指板上でちゃんと覚えてから弾くようにしましょう
まとめ
いろいろ書いたようで、結論は簡単です
①ストレッチしよう
②カッティングしよう
③速弾きで苦手なポイントを見極めよう
④苦手なポイントに着眼したフレーズを弾きまくろう。
これできっと上手くなる!
楽しいギターライフを!